羽鳥地区(2025/7)
7月18日(木)歴史ある静岡市葵区羽鳥地区を10名のメンバーで訪ねました。
JR静岡駅前からバスに乗り安倍川支流の藁科川を越えると服織地区です。見性寺入口でバスを降り歩いて5分程で第一目的地「杓子庵」到着です。「中 勘助文学記念館」では館長さんから「勘助(氏)が昭和18年10月~23年4月まで転地療養のために服織村羽鳥に滞在した事の説明を受け、勘助(氏)が住んでいた邸宅を記念館として活用し没後、遺族から寄贈を受けた品々が展示され、また地域の触れ合いの場として活用されている」とのお話を聞き茅葺き屋根の杓子庵は記念館の隣庭に”以前から居るのよ”とばかりに静かに佇んでいました。 つぎに伺ったのは地域の管理責任者が待っていてくださった建穂寺観音堂です。





明治3年大火で焼失したが、住民たちの努力で再建した観音堂に御本尊の千手観音像をはじめとする数十体の仏像が安置されていました。仏像の大きさ、数の多さからも白鳳年間に道昭法師によって開基された真言宗の偉大な古寺があったことが偲ばれます。



歩いて20分程離れたところに建穂神社がある。焼失する前に大寺院があった後だとのことです。暑かったけれど自分の住んでいる街歩きで歴史ある静岡を誇らしく感じた一日でした。
(記)岡村宏枝

