平成30年名古屋北地区「秋のバス旅行 」北野天満宮

秋の京都日帰りバス旅行での北野天満宮の紹介です。

日本人なら誰でも馴染みがある「天神さん」。日本全国、数多くある神社の中でも人気が高く、信仰を集めている天神さんこと天満宮は、

全国でも1万2000社ほども存在するといわれています。

中でも京都の「北野天満宮」はその天満宮の総本社で、京都有数の寺社の中でも上位の参拝者数を誇ります。

今回はそんな北野天満宮のご利益と、見どころをご紹介いたします。

学問の神様「天神さん」と親しまれる「天満宮」のご祭神は菅原道真公。平安時代の学者で貴族、そして当時の右大臣でもありました。

そんな道真公は、幼い頃から文学に優れた天才で帝の寵を受けます。しかし、周囲の策略に陥り、無実の罪を着せられ九州の地へ追いやられてしまいます。

都に戻ることができないまま亡くなった道真公ですが、その年京都で災いが相次ぎ、道真公の無念が引き起こしたのだと噂されました。

都の貴族は北野の地に天満宮を作り、道真公を祀り、怒りを鎮めるよう祈ったといいます。

約500坪の広大な敷地の中に、本殿、摂社をはじめ梅園や宝物庫など、見どころが多い北野天満宮。毎月複数の年中行事が執り行われ、季節を問わず参拝客、観光客で賑わっています。

今出川通りに面した一の鳥居から楼門までの参道は、見渡しが良くゆったり散歩するのにもうってつけのエリアです。

参道の合間には、神牛がお出迎えしてくれる場所もあり、その体をなでたり拝んだりしている人の姿が多く見られます。

楼門をくぐると、大きな赤目の神牛がお出迎えしてくれます。

この参道は、元旦や毎月25日の天神さんの日(縁日)などには所狭しと露店が建ち並び、一段とにぎわいを増します。

多くの神社は参道からまっすぐ続く先に、本殿が構えています。この北野天満宮では、楼門をくぐりまっすぐ進むと、朱塗りの美しい地主神社がたたずみます。

楼門から左に折れ少し進むと、天満宮の本殿に続く三光門が見えてきます。

建物の造りに詳しくなくても、実際に見てみると見惚れてしまうほどの巧みさと、面白みが感じられますよ。

また、この社殿は国宝に、三光門は重要文化財にもなっています。

社殿は檜皮葺の屋根に、複雑に建物が重なり合う「八棟造」という特別な構造になっています。

本殿には道真公とご子息、北の方(正妻)が祀られています。境内を散策していると、不思議なことに気がつかれるかもしれません。

本殿の裏側へぐるりと回ると、御簾がかかった拝殿が目に入ります。ここには道真公のご先祖様、

おじいさま、お父様の御后三柱が祀られており、「裏の社」と呼ばれています。

天満宮の参拝は、本殿と御后三柱を礼拝することが常とされていました。ぜひ、裏の社もご参拝くださいね。

北野天満宮の境内を散策していると、たくさんの摂社、末社が目に入ります。

本殿の裏側には、天皇を祀られているお社が多いようですが、摂社、末社の意味を考えながら回ってみると、興味深く感じるものがありますね。

天満宮といえば狛犬ではなく、牛の像があるイメージがありますね。神牛、なで牛さんなどと親しまれているこの牛の像。

天満宮に訪れると、大人も子どももその体をなでている姿を見かけます。

なで牛さんは、自分の体の悪い部分と、牛の像の同じ部分を交互になでることによって、

回復するという信仰があるもの。優しげな牛の像は、子どもにも抵抗がなく親しまれています。

ご祭神の道真公と牛にまつわる逸話は多く、北野天満宮ではたくさんの牛の像と出会う機会があります。

年中行事が多く、毎月足を運びたくなる北野天満宮。特におすすめしたい行事をまとめてみました。

道真公のお誕生日と、亡くなられた日が25日であったということもあり、毎月25日には縁日が開かれます。

参道には朝6時から夜9時まで露店が並び、ライトアップも行われます。境内は自由に散策できるので、

いつもとは違う天神さんを心行くまで楽しめますよ。

以上 今回は北野天満宮のしょうかいでした。  次回は、下鴨神社の紹介をさせていただきますので、よろしくお願い致します。