平成26年5月9日に、お天気に恵まれた春のバス旅行は参加者36名の協力を得て定期集合場所である黒川木曽路前を出発し、名高速・東名阪・新名神にて一路京都へ、車中では初めに旅行幹事より今回の所見について説明をしていただき、和やかなバスの旅のはじまりです。
最初の目的地は、嵐山・嵯峨野エリアにある臨済宗天龍寺派の大本山天龍寺です。室町幕府を開いた足利尊氏が、高僧夢窓疎石の薦めによって、吉野で亡くなった南朝の後醍醐天皇の菩提を弔うために建立したもので、建設には多大な費用がかかるため、室町幕府が天竜寺船と呼ばれる貿易船を元に派遣したことは、日本史ではよく知られています。天龍寺は、足利義満の時代、京都五山の第一位に列せられました。今では世界文化遺産のひとつに指定れ、嵐山・嵯峨野巡りの中心地となっています。渡月橋や阪急嵐山駅から近く、周辺には食事処や甘味処、土産物の店も集まり、賑わいがありす。お寺というのは、規模が大きくなると茫漠として味わいが乏しくなりがちなものですが、この寺は細かいところまで心遣いが行き届いている感じがします。 格の高いお寺でありながら、尊大な雰囲気がなく、自由な風が通っており、皆に愛されているようでした。


特別名勝庭園の新緑の樹木に目を奪われ感動しました。 昼食後は、春は桜、秋は紅葉が全山を覆う、京都の人気観光スポット嵐山。この嵐山を起点として嵯峨野の小径を散策するコースは、歴史や文学に関わる史跡が豊富にあります。美しい色を見せる嵐山にきたらハズせない風景”渡月橋”、全長155mの橋で嵐山のシンボル的存在、亀山上皇が橋の上を移動する月を眺め「くまなき月の渡るに似る」と述べたことから渡月橋と名付けられた。天龍寺の北側から大河内山荘までをつなぐ”竹林の道”はテレビCMや映画でもおなじみの光景、青々とした竹が真っ直ぐ伸びて自然のトンネルを作る、すがすがしい青緑と木漏れ日が織り成す空間は別世界のようで心あらわれる思いでした。
最後は、正式名は北山鹿苑寺(きたやま・ろくおんじ)。鏡湖池に輝く舎利殿(しゃりでん)(金閣)があまりにも有名な、金閣寺です。京都の観光名所で人気が高く、世界遺産に登録されています、さん然と鏡湖池に輝く金閣寺の美しさは、素晴らしく、浄土を表現した庭園も見事でした。

帰路のバスの車中では、いつも楽しいビンゴゲームで盛り上がり、マイナスイオンをたっぷり吸収し和の心を満喫した一日でした。
以上
